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【農業に興味がある人必見】豊田市×JAの農業研修レポ|家庭菜園にも役立つリアル体験!

更新日:9月6日

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豊田市では、JAとよたと連携して市民向けに3段階の農業研修プログラムを提供しています。目的やレベルに応じて選べるのが大きな魅力!

私は現在、上級の農家さんになる方向けの担い手コースを受講中です。

中級の生きがいづくりコースを受講してからのステップアップです。

今日はその研修についてまとめます。


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1.豊田市×JAとよたの農業研修とは?


【研修コース一覧】

  1. 初級(旬の野菜づくりコース):家庭菜園初心者向け。季節の野菜を育てながら基本を学ぶ。

  2. 中級(生きがいづくりコース):栽培を趣味として深めたい人向け。

  3. 上級(担い手コース):将来、農業参入したい方向け。新規就農科(四郷)と山間営農科(旭)とさらに2つのコース分かれています。


1.初級(旬の野菜づくりコース)


対象

市内在住の方

研修期間

4月から12月(集合研修:月1~2回、ほ場管理:随時)

定員・研修会場・開催日
  • 定員:30人(募集定員を超える場合は抽選)

  • 研修場所:四郷研修所

  • 開催日:指定する月曜日の午前(天候等により曜日変更の場合があります。)

研修内容

野菜栽培の基礎知識ほか、土壌改良、施肥、は種・定植、防除、除草、収穫等の実技を体験。受講日以外も随時、共同ほ場と個人ほ場の水やり・除草・収穫等の管理作業を行います。

主な栽培作物

ナス、キュウリ、ミニトマト、サツマイモ、スイートコーン、ハクサイ、ブロッコリー、キャベツ、ネギなど

受講料

10,000円(教材費を含む。)

募集時期

毎年2月(広報とよた2月号に募集案内を掲載予定)


2.中級(生きがいづくりコース)


対象

県内の70歳以下の人

※健康で、1年間の研修を修了する意欲があること

研修期間

1年(3月から翌年2月)

※研修日数は年間50日程度(週1日程度)で、研修時間は午前9時から3時間程度

科目・定員、研修場所、研修開催日
  • 定員:10人

  • 研修場所:下山研修所(和合町)

  • 研修開催日:毎週金曜日の午前

研修内容

実技を主体に各種の農作物づくり(土壌改良、施肥、は種・定植、病害虫防除、除草、収穫等)の基礎を学びます。

受講料

20,000円(教材費を含む)

募集時期

毎年11月から1月(広報とよた11月号にて募集案内を掲載予定)


3.上級(担い手コース)


対象

市内で就農を希望する66歳以下の人

※健康で、2年間の研修を修了する意欲があること

研修期間

2年(3月から翌々年2月)

※研修日数は年間50日程度(週1日程度)で、研修時間は午前9時から3時間程度

科目・定員、研修場所、内容
新規就農科(四郷)
  • 定員:火曜日、木曜日各8人

  • 研修場所:農ライフ創生センター四郷研修所(四郷町)

  • 内容(主な栽培作物):平地での営農を想定した作物づくり(ナス、ダイコン、ニンジン、キャベツ、ハクサイ、タマネギ、スイカ、メロン、スイートコーン、イチジク、サトイモ、ハウス野菜など)

山間営農科(旭)
  • 定員:8人

  • 研修場所:旭研修所(槙本町)

  • 内容(主な栽培作物):山間地域での営農を想定した作物づくり(水稲、ナス、ジネンジョ、コンニャク、スイートコーン、ブルーベリー、サトイモ、ハウス野菜など)

(注意)科目を重複しての受講はできません。定員を超えた場合は選考(農地の借受けを希望する人を優先)により受講生を決定します。

研修開催日、カリキュラム等

下記募集パンフレット(受講申込書付き)に記載のとおり

受講料

年額20,000円(教材費を含む)

募集時期

毎年11月から1月(広報とよた11月号にて募集案内を掲載予定)


参考/豊田市ホームページ「農作物栽培技術研修」農作物栽培技術研修|豊田市


2.実際の研修スケジュールは?どんなことを学ぶの?


私が現在受講している担い手コース新規就農科についてお話しします。

研修は週1回、豊田市内にある「農ライフ創生センター 四郷研修所」にて行われます。


● 実習内容(畑での栽培体験)

  • 土づくり・畝立て

  • 種まき・定植

  • 管理(間引き・追肥・支柱立てなど)

  • 病害虫対策

  • 収穫

    農作物栽培技術研修の様子

● 座学(知識も深まる)

  • 農薬や肥料の基礎

  • 病害虫の種類と予防法

  • 農作物が育つ仕組みや種類

  • 農地や新規就農、補助金について


基本的には慣行栽培(農薬や化成肥料を使う一般的な方法)を学びますが、

家庭菜園にも応用できる内容が多く、初心者にもわかりやすい工夫がされています。

座学の講義は週に1回受講する研修とは別でプラスで受講します。


2年目は実践栽培というものがあり、1人あたり約200㎡(私たち21期生は180㎡)の畑を自分で計画して栽培・管理・収穫する実習があります。

夏野菜と秋野菜と2回、作った野菜を販売する販売演習もあります。

令和7年度の夏野菜の販売は市役所の南庁舎2階や東庁舎1階で行われました。


(会員限定)



3.実際に受けて感じたこと|楽しさと大変さ、両方ある!


研修そのものは楽しいです!

受講する仲間は「農家になりたい」という目的があるため、意識が高いです。

1年受講して仲良くなりつつ

2年目は実践栽培を一緒に頑張っていくことで意見交換したり切磋琢磨し合い乗り越えていきます。

どんなアプリを使っているかとか、AIを活用している、この農薬使った、この肥料を使うなどなど、仲間の意見がとても参考になります。

トラクターや管理機(耕運機)の使い方も練習できます。

なす、すいか、イチジクなど一部の農作物は農家さんから直接教えていただける日もあります。

農作物栽培技術研修担い手コースの様子

大変なこともあります。

まずは研修時間。9時から3時間程度とありますが、

夏野菜の収穫が始まってくると忙しくなり、12時で終わる日の方が珍しいです。

販売演習の際は販売準備で午後もあり、次の日も演習で2日連続となります。

また、暴風警報が出ない限り中止になりません。

運悪く研修の日が雪の時があり、手が凍えながらたまねぎを植えたのを覚えています(笑)

雪の中の研修

また、台風が接近で隣の岡崎市が冠水するなど大雨警報が発令した日でも研修は実施。

天候に左右されない体力と準備が必要です。

また、2年目の実践栽培が大変。夏に雨があまり降らず、行ける日は必ず水やりに。水やりだけで軽く30分は経ってしまいます。夏野菜の収穫後の片付けや冬野菜の準備と同時並行の時は体力的にハード。暇さえあれば畑へ。

病気になるわ虫も来るわ、自分を試されている感じになります。

でもその分、土に触れる時間はリフレッシュにもなり、収穫した野菜の美味しさは格別!「自分で作った野菜はめちゃんこうまい!!」

「手作り野菜で作る料理は最高!!」と感動ものです。

実践栽培で作った野菜は販売演習で実際に売ることができます。

自分で作った野菜を買って喜んでもらえる、そんな体験もできました。

農家さんがどれだけ手間と愛情をかけて育てているのかを肌で実感でき、

食への感謝の気持ちも育ちます。



4.自分に合ったコースで“農ライフ”を始めてみよう


この研修は、市とJAが共催しているため、受講料も年間を通してとてもリーズナブル

野菜は自宅で味わえるのも嬉しいポイントです。

家庭菜園に興味がある方も、農業に一歩踏み込みたい方も、「まずはやってみようかな」と思える環境がここにはあります。


実は私は最初から担い手コースを受講したわけではなく、

最初は中級の「生きがいづくりコース」を受講しました。

研修が楽しく、

  • まだまだ学びたい

  • いずれは体験農園がやりたい

  • 農地を借りるには農家になると借りやすい

そう考え上級にステップアップしました。


<おすすめポイント>

  • コース別だから、自分のレベルに合わせて学べる

  • 実際に野菜を育てながら学べるので実践的

  • 家庭菜園にも役立つ情報がいっぱい

  • 収穫の喜びが日々のモチベーションに!


畑に触れる生活は、心と身体を整えてくれる時間。

農に興味がある方は、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。


これは豊田市の場合です。

各市町村または県で研修があるところがあります。

「○○市 農作物 研修」と検索して見てください。


県だと新規就農向けまたは既に農家になっている方向けの研修しかないかもですが

まずはぜひ調べてみてくださいね。




5.余談|実践栽培のリアル


私たち21期生は一人あたり180㎡の区画を自分たちで計画して栽培・管理していきます。

作成しないといけない書類は

  • 計画書

  • 栽培記録

  • 作業日誌

  • 作物配置図


計画書と作物配置図は最初に提出。


この書類が結構大変。

栽培記録は使用した肥料や農薬、収穫した野菜の量など管理状況はすべて記入。

作業日誌は天気・作業時間・作業内容を記入。

紙媒体、データは希望に応じていただけます。


7月末の夏野菜の判定会の約1週間前に栽培記録と作業日誌も提出。

判定会は本人不在でも行われますが、いた方が審査員の方とお話しできて、アドバイスをもらえる場合があるとのこと。

判定はABCDの4段階。D判定だと修了証がもらえないそうです。

※ただ今までで修了できなかった人はいないとのこと。


8月の販売演習では作った野菜をすべて売れるわけではなく、品質は問われます。

例|なすのツヤがないものははじかれる、大きすぎるオクラは売れない


実際に栽培して、青枯病になりミニトマトが全滅。ただ、私だけではなく仲間も続々となすやピーマンなどナス科の野菜が青枯病に。

カメムシやカナブンが大量発生し慌てて虫対策。

青枯病を乗り越えることは難しかったけれど

きゅうりやズッキーニは大量収獲。なすも元気な子は生き延びて収穫。

楽しさや嬉しさも感じています。

実践栽培の畑の様子

6.市民活動「食農がっこう」を立ち上げました


農作物を一緒に育てて収穫して、収穫したものを調理して食べる。

まずは畑の開墾から始める「食農がっこう」という市民活動団体を令和7年4月にスタートしました。令和7年度「わくわく事業補助金」採択されました。

絶賛会員募集中です。

一緒に活動する会員だけではなく、資金援助の賛助会員も募集しています。

  • 畑に関心がある

  • 子どもに体験させたい

  • 土に触りたい

  • 仲間と一緒に活動したい

  • 活動を応援したい

そんな方はぜひ詳細ページをチェックして見てください。


食農がっこう詳細はこちらをチェック
今すぐGO!


ご覧いただきありがとうございました♡


管理栄養士鈴木ひかりのプロフィールイラスト

管理栄養士 鈴木ひかり


  • 管理栄養士歴15年

  • 元行政栄養士(岡崎市保健所にて勤務)

  • 離乳食相談件数1,800件以上

  • 幼児食相談件数1,700件以上


【子どもの食の困りごと】

偏食、好き嫌い、少食、食べむら、

遊び食べ、噛まない等

様々なお悩みをその子その人に合わせた相談にお応えしています。


とよた女性の起業できますproject.ビジネスコンテスト2022

「食農がっこう」審査員特別賞受賞


豊田市育児健康相談・離乳食教室・親子食育講座・パパママ教室等講師

「それでよかった♪」

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©Clair Hikari Suzuki

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