親子で学べるおせち料理の由来と作り方|子どもに伝えたい日本の伝統
- 鈴木 ひかり 管理栄養士
- 6月26日
- 読了時間: 7分
更新日:6月28日

管理栄養士鈴木ひかりです☺
いつもご覧いただきありがとうございます。
お気に入りの重箱を見つけてから
おせち料理を作るようになりましたが
何しろ1年に1回。レシピがないと作り方を忘れます(笑)
そんなおせちについてなぜ食べるか、料理の由来も含め
レシピを探さずに済むように
こちらにまとめておきます。
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1.おせち料理はなぜお正月に食べる?
季節の節目にあたる「節(せち)」
日本の文化と関わる5つの節の日「五節供(ごせちく・ごせっく)」の行事が導入され 、「節句」という名で広く浸透していきました。
その中でもお正月は最も大切な料理として 「おせち」と言われるようになりました。
元日である1月1日にその年の神様をお迎えし、料理をお供えをして一緒に食べることで
五穀豊穣や健康長寿など願い・恩恵を受けられると考えられています。
おせちにはいろいろな願いが込められています。
2.おせち料理は大きく分けると5種類
そもそも、おせち料理の種類は全部で5種類
「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類に分けられます。
<表は横にスライドできます>
祝い肴 | かずのこ、黒豆、田作り、たたきごぼう |
口取り | かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻、錦卵 |
焼き物 | 鯛、鰤、海老、はまぐり(他アワビやトコブシ等) |
酢の物 | 紅白なます、酢れんこん、菊花かぶ |
煮物 | 筑前煮、手綱こんにゃく、くわい、里芋、たけのこ |
その中でも娘好みのものと私が作りやすいもの6品作りましたので、
レシピを残しておきます。
我が家好みの味にアレンジしているものがほとんどです。
3.おせちレシピ6品
▶料理名をタップすると詳細レシピが見れます
黒豆
[材料]
黒豆 1袋
砂糖 200g
重曹 1袋
[作り方]
1.黒豆をざっと洗って大きい鍋に入れ、たっぷりの水で4~5時間水につけて戻す。
2.鍋のまま火にかける。沸騰したら中火にし、あくが出てくるので あくを除きながら1~1時間半火にかける。黒豆が水に浸るように差し水をしながら 加熱する。
3.黒豆が柔らかくなったら砂糖と重曹を加え、30分弱火で加熱する。
4.火を止め、ふたをしてそのまま30分程置いてできあがり。
*黒豆は購入した黒豆の袋の裏に作り方が書いてあるので、そちらを見て作るのが
おすすめ。
紅白なます
[材料]
大根 1/6本(葉に近い部位がおすすめ)
にんじん 1/6本(大根の量の1/3ぐらいがおすすめ)
ゆず 1個
<A>
酢 大さじ2・1/2(私が使ったのは穀物酢)
砂糖 大さじ2
[作り方]
1.大根とにんじんを細切りにする(スライサーを使うと便利です)。
2.調味料Aを混ぜ合わせておく。
*酢の種類によっては酢の量を調整するとよいかもです。
3.1と2をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
4.ゆずの皮を少し飾り用に薄くそぎ、細切りにする。
残りはすりおろして3に加える。その後、半分に切って果汁を絞り入れる。
5.全体を混ぜ合わせ、お皿に盛り、細切りにしたゆずを飾ったら出来上がり。
きんとん
[材料]
さつまいも 280g
砂糖 30g
塩 ひとつまみ
[作り方]
1.さつまいもは洗って皮をむき、輪切りにする。
2.1を蒸し器に入れ、やわらかくなるまで蒸す。
*このとき、煮しめのにんじんも一緒に蒸します。
3.熱いうちにマッシャーなどでつぶし、砂糖を加えてよく混ぜる。
4.ラップを広げ、適量(お好みの大きさ)に3をのせ、茶巾絞りにする。
・軽く下を押すと底が平らになります。
・最後ラップを中央に寄せてとじ、きゅっと軽くひねって絞ると形が整います。
田作り
[材料]
田作り 1袋(45g)
くるみ 約25g
<B
>
しょうゆ 大さじ2
さとう 大さじ2
酒 大さじ2
本みりん 大さじ1
[作り方]
1.田作りをフライパンで乾煎りする。
中火でフライパンを振るか、菜箸等で田作りを動かしながら
10分前後火にかけ、バットに移し粗熱をとる。
2.アルミホイルの上にくるみを広げ、トースターで2~3分程焼き、
めん棒等でつぶして細かくする。
3.小鍋に調味料Aをすべて入れ、砂糖が解けて沸騰してきたら、弱火~中火にかけ、 煮詰める。
4.田作りが入ったバットにくるみを入れ全体を混ぜてから、3の調味料を加え、
菜箸でよく混ぜたらできあがり。
煮しめ
干ししいたけ 5枚
にんじん 1/2本
れんこん 1本
さといも 5個
鶏もも肉 1枚
だし汁 600ml(水1リットルでだしパック2つ)
油 大さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
[作り方]
1.干ししいたけは水で戻し、だし汁をとっておく。
2.にんじんは梅型に型抜きをして、飾り切りをし、蒸す。
3.れんこんは皮をむいて(むかなくてもOK)5㎜厚さの輪切りにすし、酢水に浸す
4.さといもは皮をむく。亀甲の飾り切りにしてもOK
5.鶏もも肉は一口大に切る。
6.鍋に油を入れ、鶏肉を炒める。両面焼き色がついたら取り出す。
7.鶏肉以外の具を入れ、だし汁・砂糖を加え、中火にかける。
8.5分程加熱したら、しょうゆとみりんを加え、弱火にして10分程加熱して、
中までしみ込んだらできあがり。
伊達巻
[材料]
卵 4個
はんぺん 1枚
<C>
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
油 大さじ1
[作り方]
1.ボウルに卵をすべて割り、菜箸で混ぜる
2.ミキサーまたはフードプロセッサーに、1の卵と、はんぺんをちぎりながら入れ、
調味料を加え、攪拌する。
3.卵焼き器に油を入れ、キッチンペーパーで卵焼き器の横まで全体に油を
行き渡らせる。
4.2を流し込み、アルミホイルをかぶせ焼き色を付ける。
5.焼き色がついたらひっくり返し、反対側も焼き色を付ける。
6.熱いうちに巻きすで巻き、輪ゴムで2か所ほど止め、粗熱をとる。
7.粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし、食べやすい大きさに切る。
4.おせちの詰め方
<4段重の場合>
1段目に祝い肴
2段目に口取りと酢の物
3段目に焼き物
4段目に煮物
<3段重の場合>
1段目に祝い肴と口取り
2段目に酢の物と焼き物
3段目に煮物

<2段重の場合>
1段目に祝い肴と口取り
2段目に煮物

を詰めるのが一般的とのことです。
手作りすると最後には作りすぎたものが残ります(笑)
今はおいしいおせちが購入しやすい時代になりました!
が
この料理は好きだけど、これは好みじゃないなぁ。
とか
子どもが食べない…
そんなことありませんか?
我が家はそうでした。
自分好みの味や食べたい料理を詰めることができるのが
手作りの良さだなと感じています。
おせちのこの作り方を知りたい!などありましたらぜひコメントください♫
皆様はおせち、作る派ですか?買う派ですか?
今だと一部作る派もいるかもですね!!
4.おすすめ絵本
こどものとも年中向き2024年1月号で月刊誌として発売されたら人気が出すぎて完売!
月刊誌としては珍しく増刷された人気絵本です。
現在はハードカバーの絵本が販売されています。
絵が「写真ですか⁈」というぐらい美しいです。
おせちの由来、詰め方、年中のお子さんでもわかりやすいことばで書かれております。

おせちの由来については
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お正月が終わると1月7日は人日の節句、春の七草を食べる日ですね。
七草がゆの作り方もまとめましたのでぜひご覧ください。
<関連記事>
本日もご覧いただきありがとうございました♡

管理栄養士 鈴木ひかり
管理栄養士歴15年
元行政栄養士(岡崎市保健所にて勤務)
離乳食相談件数1,800件以上
幼児食相談件数1,700件以上
【子どもの食の困りごと】
偏食、好き嫌い、少食、食べむら、
遊び食べ、噛まない等
様々なお悩みをその子その人に合わせた相談にお応えしています。
とよた女性の起業できますproject.ビジネスコンテスト2022審査員特別賞受賞
GIRAFFES JAPAN セミファイナリスト
豊田市親子食育講座等講師

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